現在、イタリアン業界はカジュアル~高級店まで細分化されており、料理人・サービス共に自分の働きたいスタイルで、多種多様なお店から選ぶことができます。パスタ専門店、ピッツェリア(ピザ専門店)、カフェ、バル(カジュアル酒場)、オステリア(イタリア居酒屋)、トラットリア(大衆向けレストラン)、リストランテ(高級レストラン)、などが代表的な業態ですが、どの業態も陽気な雰囲気がイタリアンの基本スタイルです。イタリア料理とはもともと郷土家庭料理であり、素材を活かしたシンプルな料理が多く、地元の食材を大事に使用するお店が多いので、どう味わっていただくかを考えるのも料理人としての腕の見せ所です。集客商品であるピッツァ、パスタは利益性が高く、商品バリエーションが豊富に確保できるのもイタリアン業態の優れた特性です。